本サイト開設にあたって

顧問

建築デザイン学科 河原洋子

 

 このたび、第一工業大学建築デザイン学科の3年生5名と共に立ち上げた「さつま文化資源研究会」のサイトを開設いたしました。

研究会では、2011年より調査をさせていただいている鹿児島県薩摩川内市にある入来麓重要伝統的建造物群保存地区において、高齢化に向けたまちづくりワークショップを平成256月より月に1回程度開催しています。また、研究会と入来麓伝建地区保存会の主催による「歴史地区における高齢化に向けたまちづくりシンポジウムin IRIKI」を準備しています。シンポジウムには鹿児島県の重要伝統的建造物群保存地区である知覧麓・出水麓の方々にもお集まりいただきます。詳細は、画面左バーにある『平成265月シンポジウムより進みご覧になって下さい。ご関心をお持ちのみなさまのお越しを心よりお待ちしております。

その他、本サイトには『学生による麓報告のページを設けています。麓とは、3地区に代表される、かつての薩摩藩内に100カ所程度あった武家集住地です。

大学でたくさんの学生さんと接していると、今日の一般的な傾向と同様に、本学でも地元志向の強い人が多いことを実感します。しかし、地元にある史跡などについて尋ねてもまったく知らない人は少なくありません。それは関心がないからでしょうか。それとも理解する方法を知らないのでしょうか。豊かな文化資源を有する鹿児島にいるのに残念に思われます。3地区にお住いの方々からも、「若い世代に一緒に住んで欲しいが難しい」というお声を多く聞きます。

そこで、特に建築に着目し鹿児島の文化遺産を理解する方法を示したのがこの「学生による麓報告」です。麓は鹿児島全体に点在しているので、案外良く知っている場所にあるかもしれません。本学の学生に限りません。麓を探し、改めて見回し、その様子を報告して下さい。気付かなかったものが見えるようになるはずです。地元の歴史や文化を楽しむ、そしてもっと主体的に関わっていきたくなる「はじめの一歩」になることを期待しています。

最後に、さつま文化資源研究会が末長く活動を続けることができ、さつまの魅力を堂々と語れるメンバーが多数輩出されるよう、みなさまのご指導、ご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

平成263