本学では、創設者のことば「個性をのばし、自信をつけさせ、社会に送り出したい。」に示される『個性の伸展』を第一工業大学の建学の精神としています。
これは、創設者の「人間には誰にも、その人でなくてはならない優れた特性、個性がある。これを見つけ、伸ばし育ててゆくのが教育である」とする以下に示す人間存在と教育に対する信念に基づいています。
この宇宙そして天地の間に存在する万物全てに存在の意義と価値がある。 生命あるものは誕生したその瞬間から絶対無比の存在となる。
人類が出現して以来350万年近い過去から、同じである人間は二人と存在して来なかった。未来もまた二人と同じ人間は存在しえないであろう。
人間は、この世に絶対唯一の存在として、無二の生涯を全うするように決定されていると言えよう。自己の存在がその生命ある限りどのようにして自己を確立し、そして自己実現に向かって成長していくのか。そこに教育の存在がある。
個性教育(=個性を伸展する教育)は、人間一人ひとりの存在意義の違い、個性の違いを認識し尊ぶことから始まる。自己の個性に目覚め、アイデンティティを確立させ、生涯かけて自己の実現と完成に向けて練磨していくのが《個性の伸展による人生練磨》である。
人間は、生来その人にしかない長所や美点、特質、その人らしさといわれる第一義的個性、仏教で謂うところの《第一義諦=PARAMA》を有しており、それを教育によって引き出し、永遠に輝かせたいという願いから、大学名にも“第一”の名を冠している。
個性は極めて人間的であり、創造的であり、芸術的でもあり、数値で表すことはできない。個性教育が偏差値教育を否定する所以である。
建学の精神に基づき、工学の領域に的を絞り、各技術の分野に興味や関心、意欲を持ち、また特技や特色を持つ学生を幅広く受け入れ、個性あふれる人間性を持ち、有能で幅広い知識を備えた「技術者」の育成に情熱を注いでいます。
即ち、自己の個性に目覚めることが創造性発揮の原点であるという認識のもとに、
『個性の伸展による創造的技術者の育成』することを、第一工業大学の教育の基本理念としています。
自らの個性を伸ばし、人間性に溢れ、社会の変化にも柔軟に取り組んでいく進取の精神に富んだ創造的技術者を育成するため、三つの教育目標を掲げて取り組みます。
社会が要請する幅広い知識、高度な技術課題に対処できる専門学術の基礎知識と応用能力を身に付けるために、学外の各種コンテストや発表等への積極的な参画、卒業研究でのマンツーマンの指導を通じて、常に技術的創造を目指す精神や起業家精神に富んだ技術者に育つことを目指します。
産業界が求める実践能力重用主義に応えるため、各種資格や免許の取得をカリキュラム編成や特別講義を通じて推進し学生に自信を持たせるとともに、実務経験豊富な講師陣による実習・実験指導で、現場で活躍できる実務型技術者に育つことを目指します。
社会人としての基本となるコミュニケーション能力、協調性、倫理観、研究心及び指導力の涵養をねらいとして、講義や課外活動指導に努めるとともに、その中で学生一人ひとりと向き合い指導することで、学生が自己の個性に目覚め、それを伸展させ、自己の確立と実現のために努力を惜しまない豊かな人間性と進取の精神に富んだ技術者に育つことを目指します。

三つの教育目標の関係は、(3)を本学の教育の原点・基盤とし、 学生の個性を見極めながら(2)、(1)へとより専門性を高めていく考え方を示す。