建築デザイン学科トピックス

地域の竹を用いてお祭りの休憩所を制作しました(建築デザイン学科)

2013-11-21

地域の竹を用いてお祭りの休憩所を制作しました

建築デザイン学科  薩摩焼のふるさと日置市美山でおこなわれた第28回美山窯元祭りにおいて、昨年に引き続きお祭りに訪れた方々が休憩するベンチを地域の竹を素材として制作しました。本学建築デザイン学科の3、4年生を中心とした有志が制作に参加し、制作期間中は近くの公民館に滞在して作業をおこないました。お祭り当日は、ゾチクタカザの上で多くの方々が楽しそうに食事をされていたことが印象的でした。
 地域と連携して活動することは、地域の活性化に務めるだけでなく、学生への教育的フィードバックものぞめ、互いに良い刺激と影響を受けることのできる大学ならではの取組みです。このような取組みには、これからも積極的に参加できればと思いました。

【作品概要】
 「高座(タカザ/コウザ)」とは、僧侶が弟子に講義などする場合の高い壇や、身分の高い者が座る座席を意味します。現代では寄席で芸を演じる場所としても知られています。ここから空間的な意味を抜き出すと、その空間を支配する中心的な位置であり、特権的な視点高さであることなどが読み取れます。

 今回のソチク(積竹)プロジェクトでは、この空間的な意味を手掛りに2つの座る場所を制作しました。「うずたかく積まれたソチク」は、高座の視点高さを拡大解釈したタカザです。頑張って登らなければならないという地上との距離、竹林を見渡す特有の視点場、少人数で宴のできる広さなど、登った人に視点高さが与えられ、この竹林の中心となることができます。「広く積まれたソチク」は、空間を支配することを拡大解釈したタカザです。10人程度でテーブルを囲むことにより、そこにうまれる人の集まりと会話の賑わいが、竹林を支配するアクティビティになります。

 このプロジェクトは、「入手可能性の高い材料を用いた新たな構法の開発と試作*1」「第一工業大学オープンラボ*2」の一環として取組んでいます。 *1
制作には、第一工業大学研究開発助成金が一部使用されています。研究の目的は、コミュニティの醸成や再生に資する小規模・建築未満の仮設建築物の開発と、地域に限られない入手しやすい材料で材料の特性から導かれる構法の開発です。

*2
研究室で取組んでいるプロジェクトを公開し、市民の方々との協同を通して成果を得ようとする試みです。 第28回 美山窯元祭り
会期:2013年11月2日~4日
会場:鹿児島県日置市東市来町美山一帯

制作主催:tawaraya
協賛:大日製罐株式会社(環境配慮型ディックバンド、ストッパー提供)
<制作メンバー>
根本修平、位田達哉、室屋省太、米森幸太郎、有水あづさ、中原紳海、
成尾健太、益山達、安次富長太、井出彗嗣郎、今林佑貴、大迫京平、
上口丈瑠、木之下広平、坂口香澄、辻雄一郎、中島来夢、山崎寿将、
山下啓輔、横川恋、横山輝、宮永直輝、山元裕太