自然環境工学科トピックス

土木遺産の調査(自然環境工学科)

2013-09-25

高千穂鉄道の橋梁図面調査

自然環境工学科  現在、第一工業大学の本田講師(兼任)と羽野助教が、土木学会百周年事業に関連して古い土木構造物の図面資料調査を実施しています。9月中旬には、旧高千穂鉄道(宮崎県)の沿線自治体、資料館を対象に調査を実施しました。
 そのひとつ、第三五ヶ瀬川橋梁は、宮崎県の五ヶ瀬川上流域に架かる旧高千穂鉄道の鉄道橋です。赤色に塗装された上路式鋼ワーレントラスと8連のRC方杖ラーメンが水面上に連なる美しい橋梁です。戦前唯一の鉄道用RC方杖ラーメン構造を有し技術的価値が高く、2010年、土木学会選奨土木遺産に認定されました。
 
選奨土木遺産に認定されている第三五ヶ瀬川橋梁 
水面上に連続するRC方杖ラーメン
古レールを鉄筋代わりに使用するなど珍しい構造を有しています 
第三五ヶ瀬川橋梁の県道交差部
廃線に伴い、橋梁は現在、遊歩道として利用されています

綱ノ瀬川橋梁は、第三五ヶ瀬川橋梁と同じく五ヶ瀬川上流域に架かる旧高千穂鉄道の鉄道橋です。五ヶ瀬川に沿って岩盤上に建設された43連のRCアーチを有しています。五ヶ瀬川支流の綱ノ瀬川渡河部に架かるアーチ(下写真中央)は、戦前最大級のスパンを有する鉄道用RC開腹アーチ橋です。この綱ノ瀬川橋梁は2012年、土木学会選奨土木遺産に認定されました。
 
選奨土木遺産に認定されている綱ノ瀬川橋梁
上後方は日之影バイパス道路橋の槙峰大橋 
RC連続アーチ鉄道橋の現況写真撮影
  

町役場保管庫で古い図面資料を調査

まだまだ暑さの残る9月ですが、調査中、高千穂の空は秋晴れのように澄んでいました。